月例定例会・総会 (第二次白沢会頭)



2005年 7月に白沢会頭復帰。




定例会 (2006年 5月16日)

月例定例会が開催された。

白沢会頭挨拶
三ヶ国展示会の日程が11月14日から17日までと決まり、稲葉氏に話を聞くことが最も正確に把握できるので、是非来ていただきお話を伺いたかった。昨年のビジネスセミナーは我々が主体となって行ったが、今回は当商工会議所ではなく国が主導してのウルグアイ、ボリビアとの企画である。ビジネスセミナーでは成果が得られたものの、まだまだ我々の目標には達していない。三ヶ国展示会では単に商品を持って行けば良いではなく、別の角度からの視点を持ち、三ヶ国での共同作業や効果の上がるような勉強会などを行うことで、確実な成果のある参加にする必要がある。

大使館 島田嘉幸さん挨拶
この度6月に帰国することとなりました。この3年間、大使館で主に一般無償協力を担当しJICAと一緒に仕事をさせていただいた。商工会の例会に参加させていただき勉強させていただいた。今年は日系移住70周年・三ヶ国展示会などあり、パラグアイ、そして在パ日本商工会議所が昨年の大統領訪日に伴うセミナー以降、益々活発化してきているように感じている。後任の宍戸氏が来週木曜(25日)に同じく農水省より着任する。これまでと同様によろしくお願い致します。

移住70周年、ラ・コルメナ移住地における式典、笠松初代会頭の胸像除幕式について報告(岩村幸子事務局長)
一昨日15日、ラ・コルメナ移住地入植記念式典行事に商工会として参加させていただいた。お忙しい中、白沢会頭がご出席下さり、その他当会会員の方々にもお会いできた。朝8時過ぎに宮坂公園にて式典が始まり、日系の方々・パラグアイの方々共にたくさんの人が集まった。式典のプログアムの中に当会初代会頭笠松尚一(ひさかず)氏の胸像除幕式が行われた。測量技師であった故笠松氏(当会会員笠松信吾氏のお父様)は、皆さんご存知の通り、パラグアイ移住のパイオニアというべき方で、商工会だけでなく日系老人クラブも創立され会長を務められるなど、パラグアイ日本人社会のために一生尽くされた方でした。この度コルメナ市・コルメナ日本人会・パラグアイ香川県人会がスポンサーで胸像建立が実現した。胸像の写真、祝賀会・パレードの様子など写真に納めてきたので後日紹介させていただきます。

講演 本年11月に予定されている三国展示会に関して(稲葉公彦ジェトロ・ブエノスアイレス所長)
三ヶ国展に関しては昨年から経緯があり、現在の進捗状況並びにコンセプト、今後の対応などを話したい。最後にパラグアイに来たのは2月末の商工省でのセミナーの時で、それが三ヶ国展出展のキックオフとなった。その後2ヵ月半の間、主に予算に関する活動をして、プロパラグアイ・レディエックスとも話し合いを重ねて来た。今朝もプロパラグアイとの打合せがあり、予算を確保するという連絡を受けたところである。この朗報により大きく前進することができた。2月末のセミナーにおいて既に参加の意思を示す企業もあり、ポジティブな反応を確認できた。それを継続して行く事が重要である。現在、三ヶ国展のルール(参加申し込み書のフォーマットなど)の作成が若干遅れ気味と感じている。2月末のセミナーから今までを第一期間、今回予算が出たので今後は第二期間として、参加資金など正確な情報を伝え出展のプロモーションを重ねていく。140社を対象に今週中に案内状を送る予定である。7月上旬、専門家2名(食品パッケージ専門1名・雑貨もしくは繊維専門1名)を招き個別相談会・モニタリングを実施する予定である。これはボリビア・ウルグアイでも同様に行う。このための企業を集める6月末までが勝負になってくると思われる。8月には運搬方法の検討、カタログリスト・パンフレットの作成など具体的な作業に入る。枠組みとしては、ジェトロ、商工省、プロパラグアイ、レディエックスが一体となり進めて行く。商工会などによる出展・宣伝・講演など、メリットの感じるところで参加していただきたい。またJICAにも協力をお願いしたいと考えており、オールジャパンとして一緒に活動し、パラグアイに訴えて行くのが有効だと思われる。

コンセプトはまずは食品、昨年行われたビジネスセミナー(明日のセーフティーライフを担う究極の食料基地)で取り上げたマテ茶などを出展したい。非食品も大きな課題である。アルパ等の楽器(アルパ奏者による演奏付)・民芸品(ニャンドゥティ、アオポイなど)はどうか。民芸品は協会があり、大きなスペースを取る事を心配していたが、会場は広いので場所をどんどん使っていただきたいと答えた。
@ 物品の販売・対日輸出の有効性
A ビジネス情報の普及とビジネス機会・アイデアの提供
B カントリーイメージ+日系社会、70年間のパラグアイと日本との関係
日系人を介したビジネスモデル(時差を活用したIT事務処理など)
日本のビジネスマンにとっては遠い国というイメージがあるが、そこに日系人がいるということ、この3つをアピールしたい。

商工会に期待するアイデアとして、ひとつはルシア塩満さんのようなアルパ奏者の演奏が出来れば、カントリーイメージか良くなると思われるのでお願いしたい。2つめは商工会から2,3名の方に来て頂き、パネル展示の他、昨年のビジネスセミナーのフォローアップをしていただけたらと考えている。昨年のビジネスセミナーでの良い印象受け、これをチャンスとする声や要望がある。パラグアイのビジネス(マキラ制度等)について正確に伝えてもらえるのは、商工会の方しかいないと考える。もう一つアイデアとしては、開催前日の11月13日(月)ジェトロで昨年行われたビジネスセミナーのパートUを行ってみてはどうか?出品者への貿易ノウハウ、パラグアイでのビジネスチャンスアピールをしていただきたい。

白沢会頭:昨年と同じパターンではなく新しさが必要。やるからには成果を期待できるものでなければならない。当商工会議所はやる気はあるがお金がない状況、パラグアイ政府や日本商工会議所のバックアップが欲しい。しかし、利用できるところは利用して欲しいので遠慮せずに提案していただきたい。
稲葉氏:前向きに検討を進めていきましょう。

《ビデオ上映「中米8ヶ国展示会(昨年・東京ジェトロにて」約十分》



(写真:定例会の様子)



(写真:挨拶をされる大使館・島田嘉幸さん)



(写真:稲葉公彦さん)



定例会 (2006年 4月26日)

月例定例会が開催された。

日時:2006年04月26日 12:00−14:00(含む昼食)
場所:内山田 別室



(写真:定例会の様子:お話をされる飯野大使)

1・白沢会頭挨拶
3月27日 飯野大使が着任され、早速商工会の例会に出席していただいた事にお礼を申し上げたい。飯野大使は東京大学農学部水産学科を卒業され、水産を専門にされている。英語圏を中心に、カナダ・フィジー・パプアニューギニア・ノルウェー・オーストラリア・デンマークで勤務され、フィジー大使そして2005年には太平洋漁業機関担当大使となられる。現在パラグアイは男性の失業率が多く、経済状況が苦しくなってきている。10年程前までは、外国人はパラグアイの経済発展に貢献していると一目置かれ、感謝されていたが、現在では政府・苦しい経済状況に対する不満のはけ口として、一部でこれを優秀な外国人のせいとする考えが芽生えてきている。今年は日系パラグアイ移住70周年式典、商工会は三国展示会(ボリビア・パラグアイ・ウルグアイ)が控えている。今後とも大使館と活発に協議し、協力関係を維持して行きたいと考えている。

2・鈴木暁さん(大使館)札幌・小樽両商工会議所訪問報告
小樽商工会議所へ今月12日、札幌商工会議所へ14日、メッセンジャーとしてパラグアイ・ビジネスセミナー・TVワールドバザールのDVDを持参し訪問した。パラグアイの将来性、パラグアイ・ビジネスセミナーでの好結果、その他当商工会議所の活動内容について説明、今年度の予定として三国展示会についても説明を行った。小樽では中松事務局長が対応してくれた。現在小樽には、2100社ほどあり、若手企業家も増えてきているとのこと。札幌でも同じようにDVD、パラグアイに関する書類等を持っていき、国際課の担当者と面談、当初の目的は達成された。日本にとってパラグアイを含めた南米の存在が大きくなることが予想されるので、その架け橋になりたいとの感想を改めて抱いた。札幌商工会議所は今年8月に世界輸入品フェア(商談即売会)の開催が予定されており、パラグアイ産品も持ち込めるのではないかと考える。



(写真:鈴木暁さん・大使館)

3・会員企業・日本電気 鈴木敦氏挨拶
パラグアイでの活動を一旦停止していたが、2004年中ごろ再びパラグアイマーケットが利用できないかということで復帰。数年間休会していたが、本日よりまた一緒に活動いたしたいと考えている。

4・新任事務局員・佐野桂一さん紹介、挨拶
4日前(22日)にパラグアイ到着。今週より当会事務局員就任。大学休学中で2年以内の滞在予定。

5・飯野大使のお話
パラグアイは最も親日的と聞いており、こちらへ来てそれを実感した。昨年は貿易投資を目的として小泉総理がメキシコ訪問。またニカノル大統領の訪日があった。今年はパラグアイ日系移住70周年が予定されている。しかし未だ日本から見たパラグアイは非常に小さく、今年開催が予定されている三国展示会などで日本のビジネス投資拡大を狙っている。査証、空港の対応等に関し多くの要望を頂いているが、大使館として日本側へ問題提起をし、厳粛に処理をしていきたい。

6・例会並びに連絡報告事項
(1)事務局体制(田中総務)
新任事務局員佐野桂一さんに関して当面は岩村事務局長の補佐業務とし、本人の希望を聞きながら進めていくとの報告があった。
(2)安全対策協議会報告(林安全対策担当)
別途資料あり。以下補足事項。
・IC旅券について、アメリカの要求する期日はまだ決まっていない。
・イタプア県では農薬泥棒が多発している。
・「ウサマ・ビンラーディンによるとみられる声明」が出たという注意勧告が外務省より本日付で出ている。資料あり。
・ここ1週間のうちにコンセプシオン警察・カグアス農牧省事務所にて反政府運動が起こった。これまでこのような事件は見られなかったので、今後の経過に注意をしたい。



定例会 (2006年 3月15日)

月例定例会が開催された。

日時:2006年03月15日 12:00−14:00(含む昼食)
場所:内山田 別室



(写真:定例会の様子)



(写真:講演者:左:ブルーノさん、右:カセレスさん)



(写真:講演者:羽出山さん)

松宮副会頭挨拶
この14日にドイツ商工会議所50周年式典が開催された。ドイツから商工会議所会頭並びに企業経営者がチャーター便で当地を訪問、式典にはパラグアイ政府から大統領、商工大臣、中銀総裁など政府要人多数が出席している。今日は三国展示会へ向けてプロパラグアイ、REDIEXの責任者の方に来ていただいた。協力して展示会を成功させて行きたいと考える。

5・講演―01 プロパラグアイ、REDIEX :三ヶ国展示会について
講演者 REDIEX:ING.BRUNO GERACI YUGOVICH/輸出サービス担当理事
    PRO-PARAGUAY:SRA.SADY CACERES/業務調整担当理事 PRO-PARAGUAY/Sady 理事から日本貿易振興機構(JETRO・ジェトロ)主催の日本における三ヶ国展示会に関して以下の説明がなされた。
私が所属するPRO-PARAGUAYは、商工省の傘下にあり、主としてパラグアイにおける外資の勧誘を行う業務活動を実施している。ジェトロ主催による日本での三ヶ国展示会(ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ)が今年東京赤坂に在るジェトロのホールで開催される。当月29日にはアルゼンチンに出張し、ジェトロ・ブエノスアイレス稲葉所長と今後の取り進め方について、詳細打ち合わせを実施する予定になっている。 目下、開催予定期日として次の2案が提案されている。
第1案:11月14日から17日の間
第2案:11月28日から12月1日の間
どちらに決定するかまだ不明であるが、第2案だと、ほぼ年末の多忙の時期に入るので出展者(企業)に問題が生じる可能性がある。個人的見解の段階であるが、単に産物を出展するだけではなく、合わせて何らかの「パラグアイ週間」のようなイベントも実施したい意向を持っている。例えば民族舞踊、民芸品、アルパ演奏、写真展、映画、切手コレクション、日系人の移民の歴史、など多種のアイデアがあるが、しかしながら、日本は遠距離であり、どのような事が可能なのか皆さんにも知恵出していただきよく検討して行きたい。
今のところ、パラグアイから少なくとも15社は出展して欲しいと考えている。且つ、出展のみにとどまらず、商談に繋がる事を期待している。
2月28日に実施した説明会に参加した企業・団体を対象としたアンケート調査の結果によると;
参加する  6
参加の可能性が大 16
参加を検討する 6
回答なし 3
不参加 1  であった。
先に述べた、ブエノスアイレス訪問時に費用の分担(ジェトロ/REDIEX/出展者)についても確認する予定である。現在までのところ、出展物の日本・成田空港での通関費用、空港からジェトロ事務所までの運搬費、開催場所の提供については、ジェトロ負担となること確認ずみである。目下、頭を悩めていることは出展物の搬送方法である。 送付方法として、クリエー・サービス・ルートと外務省ルートの幸便利用の2通りがあるが、後者は外務省の特別な許可が下りない限り、使用禁止となっている。最良の方法はこの外務省の幸納便を使えればいろんな面で便利であると考えている。例えば、クリエー・サービスの場合アルコール類の送付にあたって、10kgまでの制限が設けられているなど、その他色々な制約が存在することから不便である。出展に当たって、民芸品協会からも参加希望が出ているが、目的が出展ではなく、販売を目的としていることから、ジェトロの意向(出展のみで販売行為は禁止)にそぐわない旨を説明した。
(質疑応答並びに意見)
(質問・意見)これまで個人レベルで日本へのパラグアイ商品売り込みを数回試みているが商品の包装の問題、商品への信頼感、買い手へのアプローチの方法など、日本マーケットの要求度が極めて高く、商談に漕ぎつくことが非常に難しい。これらの点をよく考慮することをアドバイスする。
SADY理事: レコメンデーション深謝する。革製品を輸出している、ある企業が日本に売込みを試みた際に、仕上がり、特に縫製技術レベルに問題があり、実現しなかったことを聞いている。
(質問・意見)在日本でパラグアイ産商品を輸入している企業の出展参加は可能だろうか?
SADY理事:ジェトロ稲葉所長と打ち合わせの際に確認してみることとする。
(質問・意見)商品のサンプルもさることながら、しっかりとした日本語版のパンフレットや商品カタログを用意していくことをすすめる。
SADY理事:ご指摘の日本語版の資料は、既に作成に取り掛かっている。ジェトロの厚意により和訳はジェトロ負担となっている。
(質問・意見)過日実施された、2月28日の三ヶ国展の説明会向けとして、当商工会に説明資料の作成依頼があったが、これからも同じような説明会を開く場合は資料作成準備などがあるので、もう少し前もって連絡をいただければ有り難い。
SADY理事:了解、ご指摘の通り、今後もまだまだ説明会は必要に応じて開催していくつもりである。 尚、3月12日(日)付けのABC新聞紙に先の説明会の概要について掲載を行っている。現在、PRO-PARAGUAYは事務所を商工省内のREDIEXの向かい側に移転中にあり4月から新事務所での活動となる。

講演-02・シニアボランティア2年間の感想(羽出山 吉仁さん)

1. 活動の内容及び活動評価
EDEP(パラグアイ国際経済開発調査)によるCLUSTAR戦略に基づいて、野菜クラスターを立ち上げその対象にTOMATEが選定されていたが、現状はこれを育成拡大する環境に無いと結論付け、代わりに小農中心に広く生産され、コスト競争力があり、加工分野が広く、低所得小農の所得向上を目指す国策に沿った、そして又新たな投資を必要としないマンジョカーアルミドンCADENA形成をプロジェクトに選定する事とした。

マンジョカーアルミドンCADENA形成プロジェクトの具体的な計画達成評価としては、下記の通りである。
(1) アルミドン原料のベースで500Tn/月間目標達成の目途が着いた。すなわちサン・ホアキン、マンジョカ生産組合の組織化による原料入手拡大と加工業者(ALUMIDONES S.A−アルミサ社、業界シェア50%)との取引契約の成立を見た。
(2) アルミサ社の稼働率アップとアルミドン輸出戦略の強化、対日本向け輸出の交渉、ORGANICO ALMIDON乃至は無農薬栽培アルミドンのブランド化認証を推進した。
(3) 輸出窓口としてパラグアイ国日系商社の白沢商工(株)が担当した。他に中南米及びメルコスール諸国には既に輸出されており、今後は日本、米国、西欧にも積極的に取り組むとしている。又、アルミドン業界代2位のCODIPSA社(シェア30%)とのコンタクトを開始した。これによりALMIDON生産第1位、2位の企業がこのプロジェクト(輸出、商品開発)に参画することとなり業界としての取り組みの構想が立ち上がることとなろう。

◎自己評価:このプロジェクトは新規投資は一切行わなかったので、パラグアイ現地サイドとしては投下資金の恩恵の魅力に欠け今ひとつ盛り上がりに欠ける嫌いがあった。しかし現存の機構、チャネルを十分活用する事でプロジェクト推進にチャレンジしてみた。
(1) CP―SVとのコミュニケーション達成度:90%
(2) マンジョカ生産による原料達成度:70%
(3) アルミドン品質達成度:70%
(4) アルミドンブランド(無農薬、有機栽培認証)達成度:50%
(5) アルミドン企業競争環境度:60%
(6) アルミドン新製品開発構想:60%
(7) マンジョカーアルミドンプロジェクトPR普及度:80%
(8) マンジョカーアルミドンプロジェクトONPEC,ORPEC関与度:50%
(9) マンジョカーアルミドンプロジェクト将来性への客観的認識度:80%
(10) アルミドン輸出交渉進捗度:60%
・総合的平均評価:67%(約70%)

◎CP(カウンターパート)評価:SV(シニアボランティア)との事前打ち合わせなく客観的な見地より、自由に評価することを依頼した。評価項目は全てスペイン語にて表し、評価項目の理解には万全を期した。評価点は進捗度、推進度などの程度、水準を評価する意味で1―5点法ではなく、満点100%を目途として%による評価とした。
(1)  CPとSVとのコミュニケーション達成度:90%
(2)  マンジョカ生産による原料達成度:70%
(3)  アルミドン品質達成度:70%
(4)  アルミドンブランド(無農薬、有機栽培認証)達成度:50%
(5)  アルミドン企業競争環境度:60%
(6)  アルミドン新商品開発構想:60%
(7)  マンジョカ−アルミドンプロジェクトPR普及度:70%
(8)  マンジョカ−アルミドンプロジェクトONPEC,ORPEC関与度:70%
(9)  マンジョカ−アルミドンプロジェクト将来性への客観的認識度:80%
(10) アルミドン輸出交渉進捗度:60%
・パラグアイサイドの関心は高まり、また商工省中央部局との再度の亘る討議により漸く認識が深まったといえる。

2. 計画の妥当性(期間、規模、内容、方法など)
「野菜クラスター」の活動内容を具体化するにはプロジェクトを組む必要があり、EDEPで述べられている「クラスター戦略」を進めるにあたって二つの意思決定をしなければならなかった。
 一つは活動対象となる野菜のトマトが是か非かという問題であり、結果としてトマトは妥当でないと判断し、計画を打ち切った。
 二つはこれに変わるべき野菜の対象物として何を選ぶかであり、結果として「マンジョカ−アルミドンを選んだ」

判断は間違っていなかったと確信する。その理由は下記の通りである。
@ マンジョカは生産コストが安く、国内市場では輸入品は皆無である。今後は生産向上施策(品種改良、機械化耕作導入など)により現在の15Tn/Ha−30Tn/Haに倍増する可能性を秘めており、又少なくても3年間の連作は可能である。
A パラグアイの農産物生産量としては、大豆を上回る年間500万トン以上(2003年実績)と第一位を占め、且つ全国的に広がる農業地帯の小農による生産が主であるだけに、この生産及び販売向上は直接の所得向上に繋がる。
B 小農階層の所得向上は国策として必須条件であり、これらに該当する農作物は「マンジョカ」において他に無い。大豆等は戦略農産物ではあるが大型機械化農業であり大きな設備投資と広大な土地を所有する中大型農業者に依る他はない。「マンジョカ」は新たな設備投資は極端に少なく現在の少しの技術改良で推進できる。
C 「マンジョカ」を原料とするマンジョカ澱粉(アルミドン)の加工分野は広く、食品の材料、応用加工は勿論のこと製紙工業、薬品、木材加工、化粧品、爆薬、放送資材、化学品の触媒などその応用分野は幅広く且つ奥行きの深いものがある。
D アルミドンの輸出は中南米に広く行われており、国内への輸入は殆ど無い。しかし対米、対日輸出はこれからであり価格、品質面で一段の合理化が要求されるが、戦略輸出農産物として農牧省、商工省としても取り上げる価値のあるプロジェクトである。特に「マンジョカ」の無農薬栽培を武器に「無農薬アルミドン」をブランド化して輸出戦略とする。

「農産物クラスター戦略」は農産物そのものの生産的向上、有利加工・販売、輸出強化であり、上記理由で「マンジョカ−アルミドンCADENA形成」を選んだのは良かったと思う。

3. 提言
下記事項のみ提言してみたい。要はこの国の自立経済確立の為の、農産物の輸出戦略を早期具体化することにある。
(1) パラグアイ国経済自立の為の人材支援及び経営ノウハウの供与
「技術移転」の範疇では含まれないアグロインダストリアルを主とした農産物一輸出産業を具体的に育成支援する。特に大豆、砂糖黍、マンジョカ、ゴマ、マテ茶、ステビアなど過去に既に例として挙げられている農作物を経済単位としてペイする取引になるまでレベルを引き上げること。単に物産見本市やサンプル取引では継続取引にならない。企業の責任だけでなく、国の輸出戦略として具現するまで支援する必要がある。短期間に集中的且つ傾斜的に投資する。
(2) 農産物輸出戦略タスクフォース・チームの結成
農産物輸出戦略のブライオリティを決め、先進国を特定して商品の企画、品質、価格、条件、ブランドなどを具体的に提示し、他国商品と競争できる環境を作り上げる。これは現在の私企業ベースでは無理であり、この段階を超えた国の支援による輸出戦略を立て、日本としてもこれに参画し、パラグアイ−日本戦略輸出タスクフォース・チームの結成により具体化を図る。
     



定例会 (2006年 2月15日)

月例定例会が開催された。

日時:2006年02月15日 12:00−14:10(含む昼食)
場所:内山田 別室

白沢会頭挨拶
JICA羽出山さんの任期が4月までということで、今回の講演をお願いした。マンジョカはパラグアイでは食品の代表的な産物であり、様々な加工に使われ、今後も更に伸びる農産物であり、出来れば10月の展示会を通じて多くの方に紹介をして行きたい。また、本日は山本参事官に出席いただいた。パラグアイに着任されて僅か10日とのこと。埼玉県出身、前任地はアンカレッジでその前はボリビア・ラパスにて勤務されていた。南米は5ヶ国目ということで南米のエキスパートであり、パラグアイでの活躍を期待している。

山本参事官挨拶
極寒のアラスカを経由して5日にパラグアイに到着した。南米はこれまでベネズエラ・コロンビア・ウルグアイ・ボリビアを経験しているがパラグアイには訪問の機会も無く今回が初めて。ボリビアと比較して豊かさを感じる、ボリビアでは白人と先住民族との格差が大きいが当地では余り見られないのでほっとしている。大統領訪日で約束された経済協力を通じて、また今年は移住70周年であり日本とパラグアイの関係がより緊密化するよう協力して行きたい。

新会員の挨拶
(1)里信氏(パラグアイ田原建設):20年間本拠地をアルゼンチンに構えており、主に各種の工場建設、ビル建設などを幅広く行っている。チリでも仕事をしており、今回パラグアイに新会社を構えたばかりである。
(2)成松氏:父親が居た関係で当地に1999年に移住して今年で7年になる。「KAJI」という会社を設立し和紙の原料となる楮(こうぞ)をチャベス、ピラポで生産して日本に輸出している。病気して以来歩行困難など不自由ありますが出来るだけ参加して行きたい。
(3)中川氏(特別会員):埼玉県出身。昨年東京でのビジネスセミナーに出席した。以前は日本で大学に勤務し、その後JICAからボリビア農牧省へ農業教育の専門家としてボリビア・サンタクルスで仕事をしていた。JICAの関心はアフリカに向きつつあるが、これから日本の食料戦略の上で南米は大切であり、もっと目を向けていただけるよう2年間情報を発信し努力して行きたい。

講演
(1)羽出山さんによる講師紹介、並びに概要説明
2年の任期が4月で終わる。1年目は状況把握、2年目に目標をおいて活動して来た。Lic. Jorge Johannsenの勤務しているアルミサ会社は輸出企業で立派にやっている。「マンジョカ澱粉」はまだまだ可能性があると考えている。Lic.Hugo Alfredo Recaldeは商工省の役人でありカウンターパート、自身はコンサルテントをしており熱心な人物。ヨハンセン氏はレカルデ氏を通じて知り合った加工企業の総支配人。本日は自分の活動報告ではなく、とにかく実態を紹介し、自由に討論していただきたい。

(2)レカルデ氏
商工省は東部を中心に全国8ヶ所に事務所を持っている。コロネル・オビエド地方事務所は、15年前に開設され、この地域住民の発展のため色々と努力と重ね活動を続けている。2000年に繊維工業、金属加工工業、農業、畜産業等を育成するため、JICAのプログラムとして「EDEP」が作成された。2004年JICAの援助として羽出山氏が当事務所へ派遣された。「EDEP」のクラスタ戦略の中にトマト加工が挙げられており、トマト加工の可能性を模索した結果、栽培コストが高くこれに加え外国からの密輸入が多く残念ながらトマト加工は諦める事になった。その後検討を続け「マンジョカ」に辿りつき、JICAへマンジョカとマンジョカ澱粉生産プロジェクが提案され承諾された。当プロジェクトの進行にあたり民間企業のヨハンセン氏の協力には大変感謝している。マンジョカ澱粉を利用した新商品のアイデアとして、サツマイモに似ていることから焼酎を造ること、また揚げてポテトフライのようなスナック菓子の製品化の可能性を検討してみたい。

(3)ヨハンセン氏
日本市場にマンジョカあるいはマンジョカを元にした製品を輸出する事を大きな目標の一つに置いている。マンジョカはパラグアイで最も食用されている食物で、年間約28万ヘクタール分を食用している。アルミサ社はパラグアイで唯一マンジョカ、米、トウモロコシ等の澱粉を作っている会社で工場はカアグアスとイタプア県コロネル・ボガド市にある。またマキラ法により我々(アルミサ社)の設備を利用し酒(米)の生産を行い日本への輸出も可能と考える。アルミサ社は、SGSの認定書を取得しており、さらにJASの認定書は取得待ちとなっている。当社のマンジョカ澱粉は100%ナチュラルで化学製品は一切使用されていない。マンジョカ澱粉は主に食用品として利用されているが化学的、物理的にも利用されており、薬用品、接着品、紙、石油の生産にも使用されている。また、現在パラグアイではマンジョカ澱粉を繊維工業で使用するようになっている。マンジョカ運送コストに制約があり、マンジョカの生産を行うには工場から半径50km以内が適切であり、75km以内を採算ラインとしている。小規模の農家でタバコ、ステビア、胡麻等が植えられているが、2ヘクタールあれば1haずつ別のものを植えるようにし、その際にマンジョカを植えると良いと考える。現時点では中南米7ヶ国に輸出しているが、まだアジア、ヨーロッパへの輸出は実現されていない、近い将来輸出できるよう努力している。なお、アフリカに輸出を試みたが銀行送金でトラブルがあり中止した。ブラジルよりマンジョカ澱粉を素にした麺の生産依頼があり、試作したところ良い品質の麺が出来た。また在マンジョカ澱粉を元に酒を生産すべく実験を続けている。また燃料(エタノール)として利用する可能性もあると考える。

(4)質疑応答
(質問)シアン化合物の対応はどうしているのか?
ヨハンセン氏:マンジョカ澱粉プロセスの一つの中に120度の高厚熱を使用するプロセスがあり、シアノ化合物はこのプロセスで完全に消滅する。

(質問)マンジョカの輪作に一番適している作物は何か?
ヨハンセン氏:マンジョカの輪作に一番適しているのは豆類です。

(質問):年間生産量はどの程度か?
ヨハンセン氏:マンジョカは普通だいたい1ヘクタール当たり15トンですが我々の地方では、1ヘクタール当たり26トン生産している。

(質問):チャコ地方でのマンジョカ栽培は可能か?
ヨハンセン氏:チャコ地方でも可能です。ただし排水を良くして水が溜まるのを防ぐことが大切、水溜りができてしまうとマンジョカが腐ってしまうのでこの点に気を付けるつける事が大切。

(質問):アルミサ社では原料はどうしているのか?
ヨハンセン氏:当社は、大規模ではないが自前の畑を所有している。残りは近辺の小農家から買い取っている。

(質問):多少黄色なのは何故か
ヨハンセン氏:ナチュラルであるから、コンセプシオンなど北部は黄色のものがある。

(質問):日本国においては澱粉の水分含有について8%以下を要求していますが、パラグアイで8%まで下げる事は可能か?
ヨハンセン氏:可能であるが、水分含有率を8%以下にした場合、摩擦をおこすと爆発する性格を持つことになり、よって輸出する場合、危険物取り扱いになり輸送業者もさることながら、保険会社も避けたがる実情となっている。パラグアイから日本までの輸送にかかる日数は約50日間なのでリスクがとても大きいので誰もやりたがらない。

(質問)世界の主要生産国は?ブラジルでの生産量が大きいのでは?輸出は可能か?
ヨハンセン氏:マンジョカ生産国ランキングでは、1位にブラジル、2位にタイ、3位インドネシア、4位はナイジェリアとなっている。タイからの投資や技術指導も行われインドや東南アジアで生産が伸びている。量的にはパラグアイはとても競争できない。
レカルデ氏:我々は数量では競争できないが100%ナチュラルである事と有機栽培である事が特徴。なお、補足として、ジェトロによると厚生労働省労働省はマンディオカ澱粉の日本への輸出を認めている。条件はシアン化合物が1kgあたりの含有量は10mg以下。また北ブラジルで栽培されている品種は「マンジョカ・ブラボー」と呼ばれるもので全く別物である。これにはシアン化合物が50〜80mg含まれている。日本が定めた公的食品検査機関の認定書が必要。この公的検査機関がパラグアイでは1ヶ所→「INTN」ここをパスしていればOK。

定例会
(1)三国展示会に商工会として出展する件
10月に東京ジェトロで開催される予定の三国展示会に対して会員企業・会員でない日系企業・パラグアイ企業それぞれの参加を呼びかけたい。商工会も1つの参加団体として出展したい。パネル展示を行い、日系社会をアピールしてパラグアイへ投資することが有望であることを伝えたいと提案があり、了承された。

(2)松橋事務局員メキシコにある企業に就職の件(松橋事務局員)
松橋事務局員はメキシコに在る企業に就職のため、2月末で退職。挨拶があった。

(3)18日に開催される高橋大使送別会に関して
希望者の再確認と現在のところ会員3名が出席予定との説明があった。

(4)定例会開催日に関して
今年度定例会は第三水曜開催予定に変更する旨説明があった。

(5)次回例例会
次回は3月15日(水)、 三国展に向けての準備始めたい。主体となるREDIEXの職員を講師として招きたいと説明があった。



(写真:定例会の様子)



(写真:挨拶をされる大使館・山本さん)



(写真:新規会員:左より井上さん・里信さん:田原建設、成松さん)



(写真:新規特別会員の中川さん)



(写真:講演者:右から羽出山さん、RECALDE さん、J0HANNSEN さん)



大使による講演会 (2006年02月06日)

高橋大使による講演会が開催された。



(写真:講演を行う高橋大使)



(写真:会議の様子)

高橋大使よりは以下の3点に関して講演していただきました。

1・南米左翼政権 
2・中国の動き
3・日本・パラグアイ(南米)の動き

1・この現象は一過性的なものではないだろう。また大衆迎合的なものであり、理論的に左翼というわけではなく、今まで権利を主張出来ない人が結集しており、大きな流れとしてとらえるべきである。アメリカはパラグアイを、反米でなく安定した政権として見ており相対的に重要性が増している。好意的な立場であることは、日本にとっても好ましい。

2・中国の経済成長著しいものの、期待に反しているという反省が出て来ている。「信頼できるアジアの国は日本」という認識が改めて出て来ている。

3・日本全体の目はまだアジア中心にあるものの、少しずつ変わりつつある。南米を見直そうという動きがある。商工会の皆さんには今後も頑張っていって欲しい。



定例会 (2005年11月16日)

月例定例会が開催された。

日時:2005年11月16日 12:00−14:15(含む昼食)
場所:内山田 別室、新館3階

訪日メンバーによるセミナー実施報告が行われた。

1・白沢会頭挨拶 
来月は忘年会を予定しており、今回が今年最後の定例会となる。5月には30周年記念式典、10月には大統領訪日に合わせ、9名がミッションとして訪日。26日国際協力銀行で開催されたIIRSA(南米インフラ統合計画)セミナーに5名が出席、そして28日には日本貿易振興機構(JETRO)、日本・東京商工会議所、米州開発銀行(IDB)駐日事務所との共催でパラグアイ・ビジネス・セミナーを開催した。ラウル・ベラ商工大臣に挨拶を頂き、予定されていた方が行けないアクシデントがあったが、佐藤さん、羽出山さんなど特別会員に埋めて頂き成功を収めることが出来た。また翌週の個別相談会には事前の申し込みは少なかったが最終的には多数の相談が寄せられた。小寺群馬県知事をはじめ各方面からご祝辞をいただき、特に小泉首相からは「日本国総理大臣は、パラグアイ共和国大統領の訪日に先立ち、10月28日にパラグアイ日本商工会議所他の主催により東京において"パラグアイ・ビジネス・セミナー"が実施されたことを高く評価した。」とのコメントをいただいている。

2・松宮副会頭報告
次に松宮副会頭が音頭を取り今回のセミナーの大成功を祝い乾杯を行った。副会頭から会頭不在中の動きに説明が行われた。
(1)広島のサタケ株式会社が24日に来パし、松宮副会頭、黒岩理事でアテンドした。
(2)チリ商工会議所の会議に出席。チリが如何に発展したか?チリは中国に力を入れている。
(3)訃報 森谷夫人のマリア・エレナさんが逝去(76歳)松宮副会頭がお悔やみを申し上げた。 
森谷会員から「大切な人が急に亡くなり落胆したが、皆様に暖かくして頂き深謝します。」と挨拶があった。
(4)大統領訪日関連記事について、当地の新聞、ABC,ULTIMA HORA,NACION,などに多数掲載されていた。記事は事務局に保管する。

黒岩理事より、サタケ株式会社についての補足説明。今回来パの目的、精米機、穀物の異物を除去する機器をパラグアイに販売する事。マンディオカ澱粉を買為、粒度の問合せがあり、回答した。

3・定例会議
(1)今後の予定
11月24日(木)12:00〜14:00 ホテル内山田にて日独産業協力推進委員会(DJW)の常任理事/事務局長Dr. ケルスティン・タイヒャー氏との懇談会を開催
12月7日(水)シャングリラにて忘年会を開催
(2)松宮副会頭からの寄付金に関して
セミナーで商工会として共通経費と考えられるもの。(配布物の託送費用・成田-ホテル、ヴィデオテープ、 DVD作成費用等)※ 交通費など経費は全て個人負担とする。
(3)パソコン購入費用
商工会のパソコンを買い換える必要があり、上記基金を利用して購入する事が承認された。 パソコンはある程度良いものを購入する。
上記清算後、残金は一般会計に繰り入れることとする。と提案があり、承認される。
(4)WUB(Worldwide Uchinanchu Business Association)パラグアイ事務局引き受けに関して
パラグアイには沖縄県出身者の方が非常に少なく事務局がないので、米州開銀・駐日事務所の担当者より当会議所がパラグアイでの事務局になって欲しいとの要請があった。WUBパラグアイ事務局を引き受ける事が承認された。

4・上映会
新館3Fの上映室に移動後、セミナーの様子を撮影したDVDを観賞した。




(写真:定例会の様子:挨拶を行う白沢会頭)

東京で開催されたセミナーの成功を祝して松宮会頭の音頭で乾杯を行った。



(写真:松宮副会頭の音頭で乾杯)



定例会 (2005年 9月13日)

月例定例会が開催された。

日時:2005年09月13日 12:00−14:15(含む昼食)
場所:内山田 別室

白沢会頭挨拶
日本の選挙は、国民が世の中の変化に一票を投じた結果だとおもう。東京におけるセミナーは初めてのことで、しかも日本でやる。政府の意向等外的要因などがあり簡単ではない。佐藤会員には色々な事に参加して頂き大変感謝している。日本でのセミナー準備にも参加して頂き大変有難い。

講演:「商工政策アドバイザー四方山話」
講演者:商工省派遣JICA専門家 佐藤一雄 特別会員。
3年間の任期で商工省の政策アドバイザーを務めてきた、建前の話は資料に譲り、ビジネス(民間)と商工省(パラグアイのお役所)の違いを視点にお話したい。

1. 引越し。
1-1以前は役所の中で一番汚かったが、今はマリスカル、ロペス通りの旧銀行跡に引っ越した。当時の銀行の贅を尽くした造りに驚かさる。予算不足の役所が何故引越すことができたか?台湾から輸出促進プロジェクト向けに200万ドルの援助があり、ここから捻出した。台湾政府はODAでは援助対象とならない役所の経常経費にも資金を出したり、使途転用も黙認するのでODAを無節操に乱している。
1-2「新しい皮袋には新しい酒を入れたい」が業務スタイルは変らない。局長級は学識もあり良く働くが、部下を組織的に働かせるのは不得手で職員フル稼働とは言えない。

2. 予算。
2-1パラグアイの各省の中で最低の予算、教育省の約40分の1、公共事業省の約30分の1程度となっている。日本は各省毎の格差はこれほど無い。日本とパラグアイを比較すると日本の経済産業省は予算割当て比率が大きい。

3. MICの常識、世の中の非常識。
3-1 MICではSensibilizacio’n,Artculacio’nなど辞書にない言葉を多用、BIDなどの資料に沢山出てくるので、これを教科書として虚業が役所の仕事と心得ている。それでは経済問題は解決できないという事も認識しており確信犯的なところがある。
3-2業務目標は劇場型興行師でセミナー、フォーラム等を何回やるかということ。これにBIDなどが予算をつけているので改善が難しい。彼等が一番恐れるのは質疑応答時に民間企業から”Ya basta las palabras”と発言されること。 
3-3金融機関では直接融資をする銀行を1階、金融機関に融資をする銀行を2階と言っているが、MICでも事業予算がないので企業サービス業務から逃避し、政策マタ−に徹することを2階化と自称している。国家機関で屋上屋を重ねる結果にもなっており、最近は3階化などと称して益々企業の為の業務が空洞化しつつある。
3-4最近官辺手続窓口を一本化し、輸出手続や企業登録を簡素化する方向にある。このような規制緩和は数少ない善政と評価される。

4. 「誰が為に【金】は鳴る」コンサルのコンサルによるコンサルの為の技術協力。
4-1書庫にはおびただしい数の報告書が埃をかぶっている。これは過去に国際機関がお金をつけ、コンサルタントに調査をやらせた遺物と言える。各々の資料は厚く抽象的、どこでも通じる当たり前の事しか書いていない。報告書は厚さが必要との認識が根強い。トヨタの改善提案はA3一枚迄となっていてJICAでも一考してほしい。
4-2支出管理。パラグアイの政府機関は信用がないので多くのODAプロジェクトは国連に支払予算管理を代行して貰っているが、これに4%の管理費を取られる。これは国連の阿漕な商売だと思う。

5. 「Seguridad Humana」ってなあに?
国のODAより宗教的施しの精神に近い。際限無い貧困対策援助支出に国民的コンセンサスは得られるのか疑問。最近のアフリカ支援でヨーロッパの国々が借金棒引政策をリードしているが、これは弱者救済の宗教的思想によると思われる。これら宗教団体が英国ブレア首相の支持母体であるのは気になる。先ずは英仏が植民地時代を通じて「こんなアフリカに誰がした」かを問う必要がある。

6. パラグアイの七不思議−為替の優等生。
南米では国際収支が赤字の上、デバリ不安から通常ドルが買われ、現地通貨が売られて切り下がるが、Gsは横ばい。公的資金が民間から中央銀行に吸い上げられ、ドル買い投機が出来ないのではないかと思う。これに対し松宮副会頭から、Gsは見かけの優等生である。ドルとGsの金利は4〜5倍の格差がある。Gsは一般には信用されておらず、人々は常にパイパーインフレを懸念しているとの説明があった。


訪日セミナーについて

ビジネスセミナーのサブタイトルを「パラグアイ・エコ・農畜産品セミナー」並びに「明日のセーフティライフを担う究極の食料基地」とした。

プロジェクター(パワーポイント)の枚数に関しては稲葉さんからは40枚位にまとめて欲しいという要望があったが、これでは余りにも少ないので60枚を目安にする。大体15分の場合には7〜8枚の目安にする。

資料作成については作成チームを以下2チームに分け個々作業を行う
Aチーム・黒岩氏(リーダー)、佐藤氏、後藤氏、梅山氏、林氏、
「4・輸出商品の紹介と投資事業の具体的事例」「5・対日輸出有望品目の具体的事例」を担当
Bチーム・田中氏(リーダー)、伊賀上氏、鈴木氏 上記以外の部分を担当

10月3日(月)をセミナー資料作りの締め切りとし、細かな調整後10月10日(月)       最終チェック、訪日団最終打ち合わせ、10月12日(水)定例会 12:00〜 セミナー最終演習(会員の前にてリハーサル)。

協力依頼について
岩出菌学研究所の森園氏、大使館の鈴木専門調査員に協力を依頼した。
日本商工会議所には三菱商事の井尻所長を通じて協力を依頼。
その他、地方の商工会議所(松本、大分、岩手、群馬等)には直接協力を依頼。
また、日本で個人的にボランティアとして協力して頂ける方にも依頼状を送付。

プログラム、スケジュールなどは共に案であり、今後皆様の意見を参考により良いものを目指したい。10月27日(木)〜11月1日(火)までを団体行動する。29日(土)工場見学については、まだ見学する工場が決まっていないので、どこか適当な所があれば教えて頂きたいと会員各位に依頼した。30日(日)「パラグアイ関係者との昼食会(会費制)」はパラグアイに関心を持つ方、勉強や働きに来ている方、パラグアイに住んでいた方などを集めて交流を深めるもの。個別商談会は31日(月)と1日(火)の2日間ジェトロ会議室を利用し行い夜も逐次対応する。1日(火)の「懇親会」(会費制)はジェトロ、商工会、協力していただいた方と一緒に親睦を深めると共に今回のセミナーの総括を行うもの。

2・予算について
(1) 資料コピー スライド60枚作成するとして、A4用紙に6枚はめ込むと10枚の        紙が必要で、1枚200Gsでコピ−をとると 200Gs × 10枚 = 2,000Gs/部 200人分では 2,000Gs × 200部 = 400,000Gs(200部)
因みにCDでは、単価3,000Gs/枚として 200枚で 600,000Gsとなりコピーの方が安価となる。
(2) 御土産 マテ茶、ステビアのサンプルは現在調査中ではあるが、無償サンプルが入
手出来ない場合は購入することになる。4,000Gs程度は必要と思われるので200人分で 4,000Gs × 200人分 = 800,000Gs となる。
(3) 資料、御土産を入れる袋は単純なビニール袋が単価40Gsなので200袋で80,000Gs
商工会のロゴマーク入り紙袋を印刷するとなると更に経費が掛かる。
 以上合計 1,280,000Gs
 また、これらを日本に送付する方法としては

 Aプロパラグアイの協力を得て(田岡大使経由になるが)、外交行嚢扱いで在京パラグアイ大使館に送付。(但し重量20Kgまで)
 B上記が不可の場合は、訪日メンバーが分担して持参する。

更に御土産の送料として約1,500,000Gs程度掛かる可能性もあるがこれも含めて会から支出するとの承認を会員から得る。

3・今後の予定
10月12日(水)定例会:セミナーのリハーサル
11月09日(水)定例会:訪日報告会
12月07日(水)忘年会 

以上



(写真:講演を行う佐藤一雄さん)



(写真:定例会の様子)



定例会 (2005年 8月17日)
月例定例会が開催された。

日時:2005年08月17日 12:00−14:15(含む昼食)
場所:内山田 別室

総会出席者(敬称略) 会員:22名、事務局:2名

白沢会頭挨拶
新任の挨拶をさせていただく。前任の松宮会頭、役員、会員の皆さんのお陰で活発になり存在感が出て来ている。これからの2年間我々がどこに向かうのか真価が問われると考えており、参加意識を高め、目標を立てやり遂げたい。この10月に末に東京でビジネスセミナーを企画しており、また来年には物産展の計画もある。これらを通じてパラグアイに貢献し、我々のレベルアップを図りたい。

米田七郎さん挨拶
サントリーに38年間在職しその後は大日本ステンレスという企業でセールスの助言、その後は「尿を飲む」事を商売にしていた仕事をしていた。現在はシニアボランティアとして来年の6月1日までコルメナで勤務をしている。在職中はTQC運動に携わりデミング賞を取得する為に企業を上げて努力した。自分は理屈よりも実務家であり、実際に汗を流す事で身に付くと考えている。また民間は売ってナンボであり、作るだけではなく売ることにも力を入れている。このような経験は全ての所で有効であり、自分を使って欲しい。

講演:「パラグアイ国輸出振興の強化のための診断及び提言」建部直也さん 
(財)国際開発センターに所属している。昨年は中国2件(西部の開発、人民銀行)そしてベトナムの案件を担当した。パラグアイに来るのは初めてである。タイトルは長いが実際には技術プロジェクトであり、プロ・パラグアイの改善を目指している。事業の再建が使命であると考える。

プロ・パラグアイは1991年に外務省及び商工省共管の組織としてスタートした。現在は外務省の管轄となっている。多くの国の場合、輸出振興機関は中小企業対策から出発し、外務省より商工省管轄となっているケースが多い。ただプロ・チリは外務省管轄となっている。

データがある94年以降は非伝統品の輸出は停滞している。また職員は半減しその7割が在籍2年以下という状態。運営資金の不足で活動が不全状態になっている。基本的なデータ、例えば輸出企業が何社あるのかも把握していない。チリのプロ・チリでは輸出業者の増加を一つの大きな指標と捕らえている。(現在では6500社になっている)プロ・パラグアイの場合、個々がバラバラで横の繋がりに欠けており、組織の強化が必要である。

この対策としてはサービスを提供してフィーを得る方法で財政性資金(予算)と並び市場性資金の確保に踏み切るべきである。チリ、エル・サルバドル、グアテマラとの比較を行っている。エル・サルバドル、グアテマラの両国を対象として考えたのはラテンアメリカにおいて人口、経済規模等が同じ程度の国を選択したもの。経済の構造規模が異なるアルゼンチンやブラジルの事例は余り参考にはならない。この分析に関しては100枚程のレポートを書いた。

プロ・パラグアイの行政上の位置付け案としては次の4つの形態が考えられる。
1・現在の外務省管轄を続ける、
2・商工省に移管する、
3・商工省管轄のREDIEXと合体する。
4・独立行政法人とする。

REDIEXとプロ・パラグアイの機能の分担を図る必要がある。例えるならばREDIEXは生産現場であり、投資銀行業務型、プロ・パラグアイは販売であり、商業銀行型と言える。機能分担を制度化し定着する方向が望ましいと考える。

今後は顧客サービスの向上、中小企業の研修を図るべきであると考える。また在外公館との連携、機能強化は必要である。在外公館商務官の公募制等を導入してインセンティブを高める事が大切。

顧客サービスの向上が必要である。また「パラグアイ・ブランド」を確立する事も大切である。 現在は依頼があった場合、全てハードコピーで渡している。貿易投資に関する相談があった場合にはデータベースを整備して適時・適切なサービスを行う必要がある。

訪日セミナー
10月末に予定されているパラグアイ・ビジネス・セミナー検討会・第一回(8月8日に実施)に関して田中総務より、テーマは農産加工品、食料加工品に絞り込み、リスク分散、ニッチ市場、健康志向(無農薬・有機)を強調して説明があった。また飛行機の予約を急ぐよう説明があった。

定例会
(1)群馬県一行との懇談会が8月22日(月)ハマナス・センターにて行われる。群馬県側は県議会議長、出納長等10名
(2)8月24日午前9時より、建部さん等によるプロ・パラグアイ機能強化に関するセミナーが開催される旨、説明があった。
(3)次回は9月13日(火)佐藤一雄特別会員に拠る講演



(写真:特別会員として参加された米田七郎さん)



(写真:講演:建部直也さん)



(写真:定例会の様子)



セミナー対応・特別検討会 (2005年 8月05日)

今年10月末に東京でパラグアイ・ビジネスセミナー開催を計画し、その検討会が開催された。



(写真:検討会の様子)

目的
パラグアイに貢献する
会員各位にもメリットをもたらす

当国の産業構造からして、今後輸出産業として伸びて行く、或いは伸ばして行くべき農産加工、食品加工の分野に絞りより具体的に事例を挙げて説明を行うこととなった。早速特別チームを編成しセミナー用の資料作成に取り掛かることとなった。




定期総会(2005年 7月20日)

定期総会が開催された。

日時:2005年07月20日 12:00−14:00(含む昼食)
場所:内山田 別室

総会出席者(敬称略) 会員:24名、事務局:2名



(写真:総会の様子)



(写真:挨拶する松宮会頭)

三菱商事の代表が交代となり、新任の井尻さんが挨拶を行った。



(写真:挨拶する三菱商事・井尻収一さん)

議事:
1・ 定款に従い会頭が議長となる。議事録署名人を、後藤氏、林氏を依頼した。議長挨拶の後、三菱商事の現所長稲垣氏に続き、後任の井尻氏が挨拶をした。

2・ 第一号議案:事業報告及び事業計画
伊賀上総務より報告。
2−1.事業報告
(1)通常事業報告。総会1回、定例会7回、講演会・懇談会5回、懇親会(忘年会・夕食会)1回
が行われたとの説明があり、具体的内容が紹介された。
(2)特別事業報告。2005年05月13日(金) 創立30周年記念式典が行われた。
(3)来訪者紹介。
(4)外部よりの依頼。
@ 在パラグアイ日本大使館より、当会議所に対し外務大臣表彰候補者の推薦依頼があった。
A 日本商工会議所より、日本ブランド創造貢献企業表彰に関する被表彰候補企業の推薦依頼があった。
B 日本商工会議所より、日本企業支援に関する外務省への要望等に係るアンケートの依頼があった。
C マキラ商工会議所の会議に出席
D 在パラグアイ日本大使館の安全対策協議会に出席
E 日系福祉協議会に出席
との報告があった。
また、RUC登録に関して当初6月末締め切りであったが、10月末に延期されたとの説明があった。

2−2.事業計画
(1)通常事業計画
@定例会もしくは企業訪問 7回(8月,9月,10月,11月,3月,4月,5月,6月)
A忘年会1回(12月)
B懇談会・講演会 来訪者など必要がある時は随時決める
C在パラグアイ日本大使館との連絡協議会(3ヶ月に1度程度)
との説明後、D在パラグアイ日本大使館の安全対策協議会が記載漏れされているとの説明があった。
田中企画よりE日系福祉協議会総会も付け加える様にとの指摘を受けた。
(2)特別事業計画
@大統領訪日随行
原案通り承認される。

3・ 第二号議案:会計報告及び年間予算
黒岩財務担当より報告。
3−1.決算。
前期と今期を比較した決算報告があった。
3−2.予算。
今期7月より会費を8万Gs/月に値上げする。
これに関して、今期8月より事務局員の給与が1名分追加される為、会費を3万Gs/月値上げし、毎月8万Gsとしなければ赤字決算になってしまう。また、今期より納税番号登録に伴う経理申告書類に関する会計士への報酬が発生するとの説明があった。
原案通り承認される。

4・ 第三号議案:役員改選
選挙管理委員を後藤氏、武藤氏に依頼。
投票により松宮会頭の後任に白沢新会頭を選出した。役員に関しては白沢会頭に一任する事となった。

5・ 第四号議案:その他諸事項
(1)過日行われたJETRO稲葉所長との懇談会の概要が説明された。
(2)プロパラグアイ強化に関するワークショップについて、参加者を募った。
(3)定款についてパラグアイの企業2、3社が定款コピーの入手希望しているとの報告があり、最近偽造文書などを悪用するケースが多発しているので、会員各位に定款の取り扱いについて配慮を頂きたいと要請した。